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生命

- Cayce's bolg - What a wonderful world •*¨*•.¸¸♬

· Life,心理,気づき

人体の神秘ととまどいと葛藤、そこからしか得られなかった気づき

長らくブログから離れてしまった。

 

人生で体験した事がないほどの体調不良・変化により、

 

これまでの普通の生活ができない状態になった。

 

 

昨年末、心構えもないままに、突然それはやってきた。

 

年が明けて、日に日に酷くなる体調。

 

 

外出もできない

 

誰とも会えない

 

何もする気力が無い

 

不安だけがどんどん大きくなって

 

何度も心が闇に飲み込まれそうになった。

 

 

 

新しい命。妊娠。

 

 

それが、自分にとってどんな変化をもたらすのかなんて、わからなかった。

 

本で読んだ知識、友人から聞いた話、ネットの情報、

 

どれも参考にはなるけれど

 

実際のところ、そんなものは直接的な助けにはならない。

 

今この瞬間瞬間におとずれる感覚がわかるのは

 

体の持ち主である自分しかいない。

 

 

この数ヶ月、

 

心と体がこんなにも想像を越える深いところで繋がっていることに気づかされた。

 

思考はまったく歯が立たない。

 

どんなに頭で理解していたとしても、体は思うようにはならない。

 

 

ただ、体の声に耳をすませる

 

それしかできない。

 

 

新しい命に対する愛しさと歓びはもちろん感じる。

 

けれど、それと同時に私の場合は

 

未熟な自分自身の葛藤も浮き彫りになった。

 

完全完璧を求める概念の強さが、どんどん自分自身を苦しめていった。

 

 

何もできていない自分。

 

社会に貢献できていない自分。

 

やりたいこともできない自分。

 

落ち込んでいる自分。

 

弱い自分。

 

輝いていない自分。

 

自分の価値がまるで無いかのような錯覚に陥ってしまった。

 

自分で自分の存在否定。残酷だ。

 

 

・・・

 

 

けれどそれは、大きな勘違いだった。

 

 

こんな自分を選んで、来てくれた命。

 

この子にはそんな私でも、私しかいないんだ。

 

体の求めるままに、ただただ安静にいることが

 

この子にとっては何よりも居心地がよくて、守られているということ。

 

 

・・・

 

 

一人じゃないということに気づかされてから、

 

一人で考え込むのをやめる努力を始めた。

 

お腹に手を当てて、深い呼吸とともに、

 

赤ちゃんからのメッセージを聞く。

 

 

これまた不思議かもしれないが

 

自分の思考とは別の声が聞こえてくる。

 

「ママとパパのために、急いで予定より早めにきたんだよ!」

 

「ママは一人じゃないから大丈夫だよ。いつも一緒にいるからね」

 

 

涙が止まらなかった。

 

私なんかよりも遥かに大きな包み込む愛の持ち主。

 

どっちが子供で大人かわからないほどに・・・

 

 

妄想と言われてもかまわない。

 

体感がすべてだと私は信じている。

 

 

生きるって、きれいごとじゃない。

 

理想を求め続けて、現実を見て見ぬ振りし続けることなんて不可能。

 

そのうち体が悲鳴をあげる。

 

苦しみも哀しみも惨めさも情けなさもダメな自分も

 

全部感じきって、まずは知ることから始まるんだと思う。

 

命のあるべき姿は、人間なんかよりも自然から学ぶ事のほうが多い。

 

晴れもあれば大荒れもある。

 

地震も吹雪も当然起こる。

 

だけどそれが自然。何も否定することなんてしない。

 

ありのままでいいんだ。

 

 

私はこの新しい命と一緒に、これから経験を積み重ねていく。

 

少しずつ変化しても、しなくても、

 

どちらにもオープンでいられるように居たいと願いながら。

 

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